岐阜県高山市

プロと競争!同じ苗、同じ土で、味の違いが出るのかな?

岐阜県高山市
Takayama City
  • 実施日
    第1回 
    2014年6月14日(土)
  • 時間
    10:00~12:00
  • 集合場所
    (株)寺田農園事務所(岐阜県高山市丹生川町町方1288-1)
  • 体験の内容
  • 鋭い子どもの舌に満足する甘い無添加トマトジュース「庄兵衛さん家のとまじゅう」のトマト生産農家、寺田農園さんと一緒に3か月間プチトマトを育てます。

6/14(土)寺田農園さまのご協力のもと、里旅プランを実施しました。
私たちは大垣市(岐阜県)から向かいました。
大垣の朝の空気は爽やかで、天気予報は高山市も晴れマーク。
高山も気温が上がるかなぁ、と思いながら中部縦貫道を走っていると、ひるがの高原あたりは霧が出てきてそのうちに大粒の雨。気温は12℃。半袖では寒いくらいです。
『寒いかな、現地も雨かな?』と心配もつかの間、到着した高山はうっすらとした雲がかかって、晴れすぎていない爽やかさで安心しました。

受付で、トマトの絵のシールに名前が書いてあるシールを胸に貼って、さあ出発です。

「これ、トマトの絵?」「そうだよ」

集合場所から車で背の高い杉やヒノキの高い木々の間の山道を登って数分。突然目の前に農業用ハウスが並ぶ一帯がありました。
大人も子どもも大興奮。

「わー、ハウスが沢山ならんでる~!!」

集合して、今日の体験をサポートしてくださる、生産部責任者の大前さまとスタッフの皆さま。
ご挨拶です。よろしくお願いします。

お話しの様子から、どれほどトマトを愛しているか伝わってきました。

一般的な農家さんは苗を買ってきて植えることが多いそうですが、寺田農園さんでは種を自分たちで採取して種から育てるこだわり方で、新しい農業のスタイルに挑戦されています。

スタッフさんも若い方ばかり。
お揃いのTシャツがとってもおしゃれ。

今回の体験では「ピッコラルージュ」という品種を育てます。
ピッコラルージュは寺田農園さんオリジナルブランドの トマトジュース「庄兵衛さん家のとまじゅう」シリーズの 「うたてえ」で使用されている最高に甘い味。

自宅でも、同じくらいの甘さになるのか、楽しみです。


https://syobey.stores.jp/#!/
より抜粋

今日の苗は、45日前に育苗用の小さなポットに種を撒いて育てたもの。
小さなポットから大きな場所に植え替えるタイミングは1つ目の花が出てきた頃だそうです。
一つ目の花の他にも「おーい、そろそろ移し替えてくれ~!」というメッセージがトマト君から
いろいろな形で表れてくるそうです。プロ農家さんはそのメッセージを見逃さないそうです。

さて自分の苗を選びます。さあ、どれが沢山実が成りそうかな?
良い苗の選び方を教えていただいて、たくさんある苗の中から自分のものを選びます。


「こういうところを見てくださいね」 

「どれにする?」5才と6才が相談中。

上手に育てるには、脇芽は出るたびにとる、花は受粉を意識して時々揺らすなど
テクニックがあるそうです。うまくいけば、2m以上伸びて育ちます。
ひと房から10~15個は収穫できますよ。
そう聞いた瞬間に『この夏はトマトを買わなくて済むかも』と、親は皮算用。


では、これから土を鉢に入れていきます

もみがらを詰めて

肥料をスコップ1杯分        

その上に土を入れます。

土も微生物を混ぜて
自然醗酵で育ててます。

その証拠に土が細かくでも
粒状になるそうです。

子どもは土に触るだけで大喜び。
「この土、ぬくもりがあるね」「微生物醗酵だと熱を持つんですよ」
大人はトマト栽培の奥深さに「へぇ~、そうなんだ~」と納得しきり。質問もどんどん出てきます。

土を足して、最後に水をたっぷり吸わせてあげて、完成!


「最後に苗の首のところまで土を足して」

「一緒にお水あげようか」「うん」

トマトは、2m以上伸びます。
支柱を鉢に刺して、茎が倒れないように紐で結んで
育ててくださいね。
お水は毎日たっぷりあげてください。
雨の日は、家の中に入れてあげてください。
脇芽はとってくださいね。
何かあったら、相談してください。
・・・とひとしきり説明をいただきました。

さ、作業はひと段落つきました。 手を洗って、お待ちかね、庄兵衛さん家のとまじゅうの試飲タイムです。 「うんまい(桃太郎種)」「ごっつぉ(フルティカ種)」「うたてぇ(ピッコラルージュ種)」

まずは「うんまい」から
お子さまたちは、「トマトは好きだけどトマトジュースは飲めないの~」と嘆いています。


う・・、ムリ

やっぱ、飲んでみる!  あれ?美味しいね!

「みっつとも味が違うね」と、その場で〝味の当てっこゲーム″が始まりました。
3種の中では「うたてぇ」が一番人気でした。理由はお砂糖が入っているみたいな甘さ。
一口飲んでみて、大人も子どももその甘さに「お砂糖が入ってるみたい~!」
「何も入ってませんよ。これがピッコラルージュの味なんですよ」
トマトが好きならトマトジュースも好きになれるね。

次は 自分の鉢の目印になる「名前タグ」用の絵を描きます。

ここで農園の方からサプライズがありました。

「今日はお子さまだけのプランですが、特別に大人の方も農園に入っていただいて定植作業を体験していただけます、いかがですか?」
子どものサポートをしていて、うずうずしていた私たち「是非、してみたいです」

ということで、商品になる予定の苗植えハウスの中に連れて行っていただきました。
すごい数です。1ハウスに3,000本ほどの苗を植えて、毎日丁寧に管理していくそうです。脱帽…。


「苗をポットから移して、穴にいれて、と」

「これ、リンゴだよね」 「え?」

なんだか楽しい。自分が植えた苗が商品になるのかな、なんて思うだけで愛着が湧いて来ます。

定植体験をして大満足で戻ったら、さっき描いた絵がラミネートされてました。

でも不思議。子どもたちはリンゴの絵を描いてます。
写真、真ん中の鉢は赤りんごと青りんごにバナナとイチゴ。
写真、右側はひらがなで「りんご」。

…何故?今までトマトの話しをしてトマトジュースまで飲んでいるのに、どうしてリンゴなの?

まあ、いいか。

作業を通して寺田農園のお兄さんととっても仲良しになりました。お別れするの寂しいな。

青い空、広い畑の中でのトマト苗植え体験。とっても楽しくて最後はみんなニコニコになっていました。

次回は9月14日(日)です。また来ますね。ちゃんと育つかな?


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