岐阜県高山市
高山の朝 坐禅・太極拳体験でこころと体を整える
Takayama City
- 実施日
2014年7月28日(日) - 時間
7:00~9:00 - 集合場所
曹洞宗 宝樹山 善応寺(岐阜県高山市宗猷寺町177) - 講師
- 善応寺住職 中井光博様、 谷口鍼灸院 谷口茂夫様
- 体験の内容
- 早朝の高山で400年以上続くお寺の澄んだ空気の中で、坐禅・太極拳を体験します。
住職からの坐禅の説明、高山の空気の中、坐禅体験。
その後、太極拳を体験します。
初心者でも問題なく、その日に集った人の様子を見て、優しく丁寧に指導をしていただけます。
7:00 スタート 善応寺のご住職のやさしい笑顔に出迎えられました。
「では、坐禅堂へ参りましょう」と坐禅堂へ移動します。
長い渡り廊下を歩いていきます。
少し緊張気味の参加者の皆さん。
坐禅堂、座る場所の説明がありました。修行僧は一畳ほどの畳の上で坐禅をして過ごします。
坐禅用の15センチほど高さのある丸い小さな特別な座布団の上に座ります。
「足が組めません・・・」
肩を棒でたたくのかな?などと考えていると、説明がありました。
「要望が無い限りいきなり叩いたりしません」とのこと。
坐禅中に、集中できない、眠たいなど、自分でどうしようもないと思った時に「喝」をいれてもらえるよう合掌をして首を傾げて、自分からお願いするものだそうです。
棒で叩くときには励ましの意味が込められているそうです。
約30分間の坐禅・瞑想の始まり。
視点は1m先の畳の上に落とします。この辺りかな?
静かな時間。鳥のさえずり。朝の空気。なんて爽やかな気持ち良さ。
…まずい、眠くなってきました。
そうだ、こういう時は例のアレ。
合掌して首を傾げます。
・・・あ、気づいていただけたみたい。足音が近づいてきました。
肩に棒がトンと軽く乗ります。
そして、ぱ~ん。合掌。
(思ったほど痛くない、というか何も感じない。そんなものなのかな?)
ぱ~ん。他の参加者も叩いてもらっています。
坐禅堂の中に響きます。
さて、そうこうして雑念と眠気と戦っているうちに終了。
なんて短いんでしょう。集中することに夢中になっていた自分に気づきます。
「いかがでしたか?」
畳からの降り方の説明をうけ、今まで御尻に引いていたお座布団を直して元の位置に揃えます。
「ありがとうございました」
坐禅を行うと、何がどうなるという説明はありません。
それぞれの捉え方がありますし、何がどうなると決めつけるものでもないのだろうと思います。
面白い体験でした。また機会があったら参加したいと思いました。
後談。他の参加者と「あんまり痛くないんですね」と話しをしていたら「え?痛かったですよ」とのことでした。
さて、終了後は太極拳体験の場所に移動します。坐禅堂の下に畳のお部屋がありました。
太極拳の説明を受けました。
太極拳は、毛沢東が国民の健康増進のため、一つの共通の型を始めたとか。
実際は様々な流派があるそうです。
先生は普段、鍼灸院の先生で、学生時代に太極拳を学び始め、教えるようになって、20年近くたつそうです。
説明を受けたあと、体を動かします。
音楽を流してスタートです。
準備運動(なのかな?)。
腕を揺らす動作だけでも力の抜き方や背筋の保ち方などあります。
なかなか、自然な形になりません、どこか力も入ります。
呼吸も、混乱してきました。
そうこうしているうちに、体が熱くなってきました。
激しい動きをしているわけではありませんが、動作の一つ一つを丁寧にこなしていると指先や手、足に注意が集中していて、他のことは考えていない状況になっていました。
こちらも、いろいろな型をああだこうだと集中しているうちに時間はあっと言う間に過ぎて気づいたら1時間経っていました。
面白い!!
太極拳ってすごく流れがあってキレイ。
型もちゃんと覚えてみたくなりました。
参加者からは、近所で太極拳を教えてくれるところは無いでしょうか?
気持ちよかったなどの感想が聞かれました。
高山の朝、これほど満喫できる機会も無いですね。
まだ9時ですから、今日は高山市内をたっぷり楽しむことができそうです。
さ、朝ご飯に高山市内の喫茶店を散策するぞ!