岐阜県揖斐郡
700年続く茶畑の里でお茶を摘む体験
Ibigawa
- 開催日
2014年 6月7日(土) - 時間
9:30~12:00 - 集合場所
下ケ流ふれあい館の駐車場
岐阜県揖斐郡揖斐川町春日六合983番地(旧:春日村立六合小学校跡地) - 体験の内容
- 700年前にお茶が伝来した春日の里で、希少な在来種の茶の木「天空の古来茶」を摘み、お茶菓子を楽しみながら、お茶の木の継承や春日の里の話しを聞くことができます。
6/7(土)傳六茶園さまのご協力のもと、里旅プランを実施しました。
あいにくの曇り空で山が雲をかぶっていましたが、なんとか雨も降らず予定通りの開始となりました。
車で移動すること数分、標高400mの位置にある茶畑に到着します。
一面の茶畑とその奥には雲のかかった山々が連なり、幻想的な雰囲気を醸し出しています。
「天空の茶畑」とよばれる由縁を肌で感じました。
まずは春日の里の茶畑についての説明や、無農薬で栽培できる理由、なぜ在来種の茶葉がこの地に残ったかなど興味深いお話をうかがいました。
今も春日六合にこうした茶畑が残っているのは、傳六茶園のスタッフを含め地元の方々が大切に後世に伝え、守り続けているおかげであるということが伝わってきました。
参加者のみなさんも説明に熱心に耳を傾け、その後は質問も活発に飛び交いました。
さて、春日六合とお茶についてすこし詳しくなったところで、お待ちかねのお茶摘み体験です。
茶摘みの基本は「一芯二葉」。ご存じでしたか?
先端の芯の部分と、その両側に互い違いに葉っぱが付いた部分を摘み取ります。
参加者の方からは「もっと難しいかと思ってた」「意外と簡単でおもしろい」と、
数分もすれば慣れた手つき。
「集中しちゃいますね」と時間も忘れそうになるくらい大人も子供も夢中になっていました。
そうそう上の写真右側の、黒地に赤いかすり模様の着物姿の女性にご注目ください。
お嫁入り道具で長い間袖を通さなかった着物をリメイクしてのご参加です。
せっかくのイベントの時間。ご自分で雰囲気を演出するオシャレさに全員一致の意見で「人生の楽しみ方を知っている」と感激でした。
さて、お茶摘みの方はどうでしょうか。
みなさんカゴいっぱいに茶葉を摘むことができたようです。
途中ナビゲーターから乾燥させている途中の紅茶の茶葉も見せて頂きました。
「これは紅茶になるのですが、完成しているものを後でみなさんにも試飲してもらいますね」
お茶畑は山の中にあります。収穫できるのはこれだけではありませんでした。
隣の畑で山菜を収穫させていただいたり、茶畑までの道の途中に湧き水があったりと、山ならではの体験も堪能しました。
山の中の茶店、傳六茶園に戻り、お茶とお菓子をいただきます。
天空の古来茶の煎茶とほうじ茶、先ほど見せていただいた紅茶の飲み比べです。
みなさんそれぞれ飲んでみては、好みの味を見つけ出していました。
お菓子は地元、「揖斐菓匠庵みわ屋」のしらゆき餅をいただきました。
餡に天空の古来茶を使用したクリームの入ったふわっふわの大福です。
自分たちで摘んだ茶葉は、おみやげとして家に持ち帰ります。
どうやってお茶にして飲むの?と思うかもしれませんがご安心ください。
ご家庭の電子レンジで簡単にできる、お茶の葉の作り方レシピが配られました。
摘みたてなら柔らかいので、天ぷらでもおいしいですよと教えていただきました。
みなさんはうまくできたでしょうか? 私はそれなりに満足の出来でした。